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大学職員
 「人間ネットワーク」
 事務局 下山 貴宏
 (大阪樟蔭女子大学)
 〒577-8550
 大阪府東大阪市菱屋西4-2-26

【人間ネットワーク】
【人間ネットワーク】 : 第38回人間ネットワーク開催報告【7/1 愛知】
投稿者 : admin 投稿日時: 2017-08-27 (619 ヒット)
【人間ネットワーク】


 第38回大学職員ネットワークは、愛知県名古屋市にある名城大学ナゴヤドーム前キャンパスを会場として開催されました。「大学職員のキャリア形成」のテーマのもと、東京から九州にいたる大学から51名の参加者を得て、名古屋大学の夏目達也先生の基調講演を中心に有意義な時間を共有しました。


1.キャンパス・ツアー

名城大学人間学部事務室事務長山田耕嗣様にご案内をお願いいたしました。(山田様本当にありがとうございました)。
 最初に南館1階にある多目的ホールをご案内いただいた後、西館の事務室(約2,000名の学生に対して30名あまりの職員で対応されています)と社会連携の拠点であるレセプションホールを見学し、東館の図書館・マルチスタジオ・体育館を経て北館のラーニングコモンズ・グローバルプラザ、最後にカフェテリアレストランを見学し終了しました。中庭には人工の川が流れ地域住民の憩いの場となっていました。2016年4月開設のキャンパスでは、学生視点、地域視点からの開放的で美しく、機能的な造りの中に多くの工夫点を見ることができました。


          

               





2.基調講演【夏目達也氏「大学職員のキャリア形成」】

 キャンパスツアー終了後、メイン会場であるDS102教室で京都部会長である西坂正雄氏の司会のもと、開催地区を代表して東海部会長 簗瀬洋一郎氏(中京学院大学教授)の挨拶に続き、当会会長の竹山優子氏(筑紫女学園大学)から開会の挨拶が行われました。
 今回のメイン、名古屋大学高等教育研究センター教授夏目達也先生からの基調講演では、アクティブラーニング型授業の形式を取り入れていただき、全員参加型の研修会となりました。夏目先生の話術に魅惑された参加者たちの積極的な意見交換もあり有意義な時間を過ごすことができました。夏目先生、ありがとうございました。


 ・夏目先生講演概要


 (大学職員のキャリア形成に必要なもの)
 (1) 個人ができることと組織がすべきことの区別をつける(個人には限界あり)
 (2) 自分のキャリアの現実的イメージを持つ
 (3) 個人と組織集団双方に利益ある戦略の必要性
 (4) 学習リソースを身近に置くことの必要性


(大学職員の現状と特徴)
 (1) 少子化の状況における職員の資質向上の必要性
 (2) 大学職員の強みの発揮の必要性
  ゞ軌と違い最初から最後まで仕事をまっとうできる(教員は他大学への再就職あり)
 ◆〜反ァ集団として対応できる
  学内事情を把握して行動できる(教員は学外中心)
 ぁ/融異動により横の繋がりをもって仕事ができる 

(大学職員の「専門職」確立への可能性)
 (1) 大学職員の専門職確立の要望は非常に高い
 (2) 専門職の確立には公的な資格制度が必要
 (3) 専門職としてのプログラム策定と大学院教育の連携の必要性(資格としての確立)
 (4) 日本の大学の現状として、特定専門職独立は困難であると言わざるを得ない
   
 (大学職員のキャリア形成について)
 (1) 大学は全職員の能力形成に責任をもちきれない
 (2) 管理職は、部課内の職務全般、職員の職務能力の現状・課題を把握しえない
 (3) 能力形成は大学内だけで行うことは難しい
 (4) 職務従事だけでは、職員として必要な能力のすべてを習得することは難しい
 (5) 研修や講演だけでは能力の形成はなしえない
 (6) 能力形成と処遇の連動は職員・大学組織にとり重要。現状では期待は難しい
              ↓
 大学職員のキャリア形成に必要なこと:上記(1)〜(5)を踏まえた上で、様々な経験を積むこと、振り返りをして経験から学ぶこと、学びの内容を蓄積すること。
 能力形成と処遇の連動は職員の意欲向上に不可欠。その理解と実施は大学組織の責任。

 大学職員としてのキャリア形成には垂直的展開(昇進・昇任)だけではなく、水平的展開(他部署・他大学との繋がり)も必要である。
 大学職員とは何かということを自分の言葉で語れること、その内容を常に深めること、それを後輩に「言葉」で伝えることが大事である。

(基調講演内容以上)





3.グループディスカッション

基調講演終了後、参加者が10班に分かれ、グループ・ディスカッションへ移行しました。
班分けは参加者のキャリア、性別等を考慮し、5名から6名のグループとなり、本会副会長岸部亨氏(明星大学)のファシリテートのもと、テーマに沿ってワークショップを行いました。
各班は用意された3つのテーマ「自分の今までのキャリアを振り返ってみる」、「自分の棚卸し」、「自分のこれからのキャリアを考えてみる」についてディスカッションし、その結果を発表しました。各班の発表後、夏目先生から講評頂き、グループ・ディスカッションを終了しました。最後はグループごとの発表を踏まえ、夏目先生によるご講評をいただき締めとなりました。


≪以下発表の抜粋≫
1班:勉強会への参加や大学院進学の最終的な目標は明日から仕事がなくなっても大丈夫なようなスキルを身につけることなのかと個人的に考えるに至った。

2班:大学の中身を知っている職員がいい営業マンになるということ。=“良い就職指導・良い学生の確保は大学の安定に繋がる”こういう職員になりましょう!

3班:異動したことがキャリアの転機になっている。異動先での経験や学びは強みや得意分野に繋がり定期的な異動は必要である。

4班:他これからは、ジェネラリストとしてどんな対応もできる、若い職員に自信を持たせられる、後輩をちゃんと育てられる職員になりたい。

5班:キャリアは様々であるが、共通する点は“ひと”との出会いが、キーパーソンとの出会いが転機なっている。

6班: “若くなければ出来ぬこと、歳をとらねば分らぬこと”をしっかりと積み上げていける人生経験をうまく伝えていきたい。

7班:人の成長が組織の成長になること、ネットワークが大切なこと、今日のこの機会を大切にしたい。

8班:常に愛校心を持ち、大学人である、教育者であると誇りを持ってこれからの業務に活かしていきたい。

9班:自分の視点と求められる役割を徐々に近づけていくことが、その過程がキャリアの形成、その二つがちょうど重なった時が事務職員としての理想的なあり方。

10班:キーワードは“人との関わり”。 “組織のトップになるぞ”という高い目標を持ってこれからも仕事をして行く。


          


*夏目先生講評(要約)
我々は大学という世界を深く、正確に理解する必要があり、常に学び続ける気持ちが大切である。大学は学ぶ人間のコミュニティーあり、主体は学生であるが、教員も学び、職員も同様であり、学びを止めたら大学人ではない。学びは正しい状況判断、問題解決、人へのサポートを可能にする。また、メンバー全体の学び、困難な課題に常に向き合い挑み“解”を見出していくことが、組織をより強いものにしてゆく。
この場所(本会)も学びの組織であり、学ぶことが出来る人たちの集団には、とても刺激を受け、幸せな空間に感じた。


4.情報交換会【熱い想いは、情報交換会で最高潮に!】

 研修会終了後、場所をキャンパス内の『MUガーデンテラス』に移動しました。ホテルの高級バーと見間違うほどの設備です。ムード満点、学内にこんな素敵な場所があるなんて・・・。ここからは、人間ネットワークのもう一つのメイン、ネットワークづくりの大切な時間で、参加者の相互理解を深めると共に仲間作りの場です。
情報交換会は大変多くの皆様にご参加いただき、大倉正次氏(東海大学)の進行のもと、齋藤聡氏(東海大学)の乾杯で始まりました。おいしい料理と飲み物をいただきながら、お互いに職員としての課題や熱い想いを語り合う雰囲気は圧巻でした。また、夏目先生にもご参加いただき、皆さんも色々な質問をされ、昼間の研修会に負けないくらい熱気に包まれていました。
途中、大倉さんの「カッポレ」も飛び出して大いに盛り上がり、最後は恒例の「人間ネットワーク5本締め」で情報交換会第一部が終了しました。
第二部は、場所を「磯や 錦店」に移動です。多くのメンバーが第一部に続いて参加されました。歴代会長の紹介や挨拶もあり、人間ネットワークの歴史を感じながら参加した皆さんは、最高の酔い心地と会話を楽しみました。最後まで本当に話に花が咲いた一日でした。

   



   


      



5.オプショナルツアー【徳川家康誕生の岡崎城、伝統の八丁味噌工場見学】

 2日目にはオプショナルツアーが開催されました。参加者は名古屋駅の広小路口に9:00に集合し、名鉄の特急電車で東岡崎へ出発。電車の中では昨晩の余韻で話が盛り上がり、アッと言う間に東岡崎に到着です。梅雨だと言うのに快晴で、岡崎城まで歩く間にタオルがびっしょりとなりました。
徳川家康誕生の岡崎城、天守閣からは岡崎の城下町が一望できました。天守閣の登場記念のスタンプは入場者に大人気!次に岡崎城内にある「三川武士のやかた、家康館」で戦国時代を体験しました。
最後は、岡崎城から西に八丁離れた「(株)カクキュー八丁味噌」まで散策しながら歩いて行き工場見学です。工場見学の後は八丁味噌を使った、「みかわ牛の味噌すき焼き」をいただきました。火をつけ味噌がプクプクしたら食べごろです。ほとんどの人が初めて食べる味噌すき焼きでしたが、ボリュウム満点で大満足でした。
今ツアーも日本の歴史と伝統文化に触れながら、深い絆を築くツアーとなりました。

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名古屋での梅雨の晴れ間、夏目先生からのご教示のもと全国から集まった参加者は、互いのキャリアについて熱く語り合いました。大学・地域・年代も違う参加者たちは、厚い情を深めたその刺激は、それぞれが明日からの学生支援へと繋げられることと感じています。本会は次回(今年冬)、関西で大会を開催します。さらに全国のたくさんの方々と、刺激を共有できればと願っています。


   


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