設立趣旨
|
21世紀になり社会全体がグローバル化した。インターネットの普及が大きな要因であることは周知のことで，その影響は大学界においても同様である。
また、少子化による学生の多様化も進んだ。このような情勢は教育課程の変化を生むには充分すぎる要素である。
これからの大学のあり方を模索する中で，大学を構成する一員としての事務職員も，日本の大学における激動の時代に対してどのように理解し対処すべきかを個々が帰属する大学内だけで考えるのではなく，言いかえれば従来の“本学”意識から脱却して，各大学職員の相互理解 を深めることが不可欠であると考える。故に，各大学職員同士が今まで以上に自由に、そして活発な意見交換ができうる環境が必要である。
したがって，私ども大学事務職員で構成する”大学職員「人間ネットワーク」”は，従来の情報提供型の研修会ではなく，参加者の相互理解を深めることに重きをおき，参加者同士の意見交換により一人一人の自己啓発を促すことを目的とした研修グループを目指すものである。毎回取り上げるテーマに関して種々意見交換を行えば行うほど，２１世紀に向けて我々大学が抱える問題が複雑かつ多様化してきていることを痛感するばかりである。であるが故に，もう個々の大学における教員組織だけで直面する問題に対して思考し解決していくという状況ではなく，日本の大学が大学間の垣根を越え真剣に議論し，協力し合う時代の到来であると考えた時，事務職員は事務職員の立場で“大学職員”による“大学職員のため”の情報ネットワークが必要であり，そのために”大学職員「人間ネットワーク」”の活動が不可欠であると痛切に感じるのである。したがって，より多くの大学職員の方々にお集まりいただき，共に英知を出し合いながら問題解決への手がかりとなればと考える。私ども”大学職員「人間ネットワーク」”は，大学が健全に共生できるための大学事務職員による活発な意見交換の場と成りうることを目指し，より多くの志を同じくする大学事務職員の方々にお集まりいただきたいと切に考える。
|
|