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連絡先
大学職員
 「人間ネットワーク」
 事務局 下山 貴宏
 (大阪樟蔭女子大学)
 〒577-8550
 大阪府東大阪市菱屋西4-2-26

  
投稿者 : takeoka 投稿日時: 2008-11-08 (1546 ヒット)
【人間ネットワーク】

 以下のとおり第21回「人間ネットワーク」開催のご案内を申し上げます。


 今回の研修では「私立大学“働き場”のメンタルヘルス」をメインテーマとし、京都文教大学産業メンタルヘルス研究所副所長川畑 直人氏をお招きし、同研究所が企業管理職向けに開発された研修
プログラムをベースにグループワークを含めた研修を行い、職場におけるメンタルヘルスの知識を深めます。
 さらに、グループ別討議においては事例を交えて情報交換を行い、特に大学という“働き場”におけるメンタルヘルスについて考えます。
 
 当執行部・運営委員会ともども、皆様のご参加をお待ちしておりますので、皆様お誘い合わせのうえご参加くださいますようお願いいたします。

 詳細につきましては、要項をご覧ください。

 第21回人間ネットワーク開催要項 (PDFファイル 315KB)


投稿者 : takeoka 投稿日時: 2008-05-29 (1507 ヒット)
【人間ネットワーク】

 以下のとおり第20回「人間ネットワーク」(10周年記念大会)開催のご案内を申し上げます。


 本会は本年をもって設立10年を迎えます。第20回大会は、設立10周年記念大会として、より充実した研修会を開催すべく、早くより記念大会実行委員会を中心に準備を進めてまいりました。
 従来の研修プログラムの充実に加え、10周年記念の特別プログラムを用意いたしておりますので、ご期待ください。


 今回の研修会のテーマは『大学自主防災論』です。
 東海地震が騒がれてから30年が経過し、地震予知の研究が進み、対策も行われています。しかし、阪神大震災をはじめとする日本各地で発生している地震は「まさかこの地域で地震が起こる
なんて・・・」と対策や認識が薄い地域での被害が発生しています。地震は何時どこで発生するか判りません。命を守るのは「地震予知」の実現と「自主防災」です。
 研修会1日目は、「地震予知の現状と課題」について東海大学地震予知センター所長の長尾年恭先生に最新の研究を紹介して戴きます。また長尾先生を交えたパネルディスカッションでは、学
生の安全確保や文書保管など自主防災について討議します。
 続いて2日目は、初日の講演・パネルディスカッションをもとにグループ討議を行い、各校の事例紹介を交えて情報交換をします。

 
 当執行部・運営委員会ともども、皆様のご参加をお待ちしておりますので、皆様お誘い合わせのうえご参加くださいますようお願いいたします。

 詳細につきましては、要項をご覧ください。

 第20回人間ネットワーク(10周年記念大会)開催要項 (PDFファイル 366KB)


投稿者 : takeoka 投稿日時: 2008-04-21 (1748 ヒット)
【人間ネットワーク】

  平成19年12月8日(土)、9日(日)の2日間にわたり、広島国際大学にて第19回の私立大学職員「人間ネットワーク」が開催されました。初日は第1部研修会、第2部懇親会を、2日目はオプショナルツアーが実施され、参加者は研修に、懇親に、そして観光にと、大いに楽しく有意義な時間を過ごしました。
  今回はメインテーマに「これからの学生支援のありかたと大学職員の役割」、そしてグループテーマにゞ軌薀汽檗璽箸凌靴靴ぜ菫箸澂⊂磴いがある学生に対する必要な支援施設・設備・経済援助のありかたの3つが用意され、教務・学生部門をはじめ、管理部門の方々からもご参加をいただき、部門・部署を超えた活発な議論が繰り広げられました。なお、第1部の研修会には会員29名、一般11名の計40名のご参加をいただきました。第1部研修会では基調講演、テーマ別グループ討議、最後にそれぞれのグループから選出された発表者によるプレゼンテーションが行われ、大変有意義な会となりました。


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(齋藤聡理事長)
海老原直人会長
秋山實利副学長
  開催にあたり、まずは本会の齋藤聡理事長より、次年度の創立10周年にあたる、第20回記念大会のPRとあわせ、この記念大会を一つの節目として次の10年が本会の飛躍の年となるようご支援とご協力をいただきたい旨お願いがありました。続いて海老原直人会長からは、次の10年への決意とあわせ、これまでの10年で培ってきた人と人との繋がり、所属大学を超えて日本の高等教育をより良くするというマインドを大切にしてきたい、とのご挨拶がありました。
  続いて幹事校を代表して秋山實利副学長が休日にもかかわらずわざわざお駆けつけくださりご挨拶をいただきました。室町時代末期に日本を訪れた西欧人が日本の秩序正しき社会とその教養の深さにおどろいたことを引き合いにだされ、今日の経済至上主義をもって、日本人が長年にわたり培ってきたたぐいまれな教養と道徳を切り捨てていては、たとえ生き残ることは出来ても世界から尊敬は得られない。今は大学も厳しい時代ですが、ふみとどまって世界一の教養と道徳を復活させ、「失った誇りと自信」を取りもどすために、大学職員皆さんも良く研鑽しご活躍いただきたい、と激励のお言葉をいただきました。

  基調講演においては、広島国際大学医療福祉学部坊岡正之教授より「これからの学生支援のあり方と大学職員の役割」と題してお話しいただきました。坊岡先生は、兵庫県社会福祉事業団や玉津福祉センター能力開発課を始め多くの現場経験をお持ちで、理論だけでない「生々しい」お話を含め、普段なかなか聞くことが出来ない具体的なお話をいただきました。障がいをもつ学生の支援について職員が考えるときは、つい学生に「何かをしてあげる」という視点に立ちがちになってしまいますが、坊岡先生は2001年5月にWHO総会で採択された「国際生活機能分類(ICF)」をご紹介いただき、これまで分類方法が「○○をすることが出来ない」というマイナス面における分類であったのに対して、今日では「(障害はあるが)○○は出来る」といったいわゆる「プラス面の視点での分類」に視点の転換がはかられたことをご紹介いただきました。つまり、これまでは知らず知らずのうちに障害をもつ人を、健常者を「0」としたところから引き算をしていた、ということに気付かされました。視覚障害者も実は全盲者は10%で、9割の方々は何らかの視力があることを例にあげ、「実は障がい者は多くのことができる」ということをおっしゃり、障がい者の支援は「本人がやりたいこと」が実現できるかどうかという視点が大切であるとのことでした。そして、その上で、支援の最終的な目的は「社会人をつくる」ということであり、過剰な支援は実はその妨げになる可能性があるとのご説明がありました。大学人は、障がいを持つ学生と対峙する時には、大学は特殊な環境であるということを自覚し、それが「本人にとって(卒業後も将来にわたって)ためになるか」、という原理原則に戻って考えてほしい、と締めくくられました。坊岡先生の講演の、「障がいを持つ学生」をひとくくりに見るのではなく、それぞれの学生が個人としてもっとも成長する方法、卒業後も良き人生を送れるような施策を考えるという視点は、障がい者の支援という枠を超え、入学した学生を「良き社会人に育成する」という今日の大学の使命に通底するヒントを頂けたと思います。

 

(基調講演をされる坊岡正之教授)

【坊岡正之教授のプロフィール】

昭和27年12月1日生まれ。
兵庫県社会福祉事業団、玉津福祉センター能力開発課(職業能力訓練施設・職能評価員)に勤務。
同兵庫県立福祉のまちづくり工学研究所企画情報課(主査) 同兵庫県立総合リハビリテーション
センター自立生活訓練課 (重度身体障がい者更生援護施設・生活指導員)同三木精愛園指導課
(知的障がい者更生施設・生活指導員) 社会福祉法人大阪市障がい者更生文化協会 大阪市職
業リハビリテーションセンター(職業能力開発施設・特別講師)を経て、現在、学校法人大阪工大
摂南大学広島国際大学医療福祉学部医療福祉学科教授。

 

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(グループ討議の模様)
(グループ討議発表の模様)

その後休憩を挟んで、 峩軌薀汽檗璽箸凌靴靴ぜ菫箸漾廰◆崗磴いがある学生に対する必要な支援」「施設・設備・経済援助のあり方」の3つの分科会にわかれ議論を深めました。各班とも、座長を中心に闊達な論議を行い、グループ討議の終了後には各グループから選出された発表者より討議内容や意見の報告が行われました。


 

  最後に村山孝道副会長より閉会の挨拶があり、今回の研修も成功裏におえることができました。

  第1部研修会終了後は定期総会が開催され、会長・正副議長の改選を含め、いくつかの重要な案件が審議の後、了承されました。ここで、斎藤理事長より、創立10年を迎えるこの節目の年にあたって、勇退、そして創立から尽力された水谷副理事長にバトンをつなぐ旨の報告がありました。本会を生み、今日まで支え育てられた斎藤理事長には、開場から感謝の気持ちをこめた暖かい拍手が贈られました 。

( 村山孝道副会長 )
( 下山貴宏事務局長 )

  その後、いよいよ本会の本番である懇親会の会場へと席を移しました。本会は10年前、急激に変わりゆく大学業界の中で悶々と個々の大学で業務をこなしていた大学職員が、同じ悩みや価値観をもつ「仲間」とその思いを共有できるような環境をつくることを目的に設立されました。初代会長の斎藤聡現理事長はそれを「サロン的雰囲気」と呼ばれましたが、その趣旨は今日にもよく受け継がれています。
  宴では恒例の、参加者お一人ずつの自己紹介があり、部署、年齢、出身地など多彩な方々と新たな出会いや発見があり、和やかな中で宴がすすみました。
  自己紹介の最後に登場したのは、斎藤理事長からバトンをうけた水谷俊之新理事長でした。水谷理事長は本務のため1部研修会は欠席でしたが、懇親会のために駆けつけていただきました。水谷理事長は、斎藤理事長から渡されたバトンは大変重く、身が引き締まる思いで、果たして自分につとまるのだろうかと不安に思うとおっしゃる反面、「100年後に伝説になりましょう!」おっしゃる顔からは、これから始まることに心からワクワクされていることがひしひしと伝わり、参加者からは暖かい拍手で迎えられました。
  翌日はオプショナルツアーとして、広島国際大学の呉キャンパス視察および大和ミュージアムの見学を行いました。他大学のキャンパスを見学するといつも新しい発見があり、「自大学に帰ってから学生のためにこうしよう」という活力の源になります。広島国際大学呉キャンパスでは、職員の方が企画し、近くのホームセンターで購入された電飾を使って盛大なクリスマスライトアップを施されていることに驚かされ、学生を大切にされている一面をかいま見ることが出来ました。大和ミュージアムでは迫力の展示に圧倒され通しでした。オプショナルツアー中は、ツアーで歩きながら、あるいは移動中のバスの中で、前日の研修会・懇親会とはまったく異なる雰囲気の中で大学界についての色々な想い語り合い、まさに「サロン的」な雰囲気がかもしだされ、毎回のことですが解散が近づくにつれ、さみしい気持ちがうまれてきます。
  第19回の研修会が成功裏に終えることができたのはひとえに会場校としてご尽力いただいた広島国際大学の皆さまのおかげです。特に、研修の運営やオプショナルツアーの企画から案内まで、信じられないほど業務ご多忙にもかかわらずご尽力いただいた、杉岡教務課長並びに加藤入試センター室長のお二人のおかげと感謝の気持ちでいっぱいです。


 次年度の創立10周年、第20回記念大会においても皆さまの暖かいご支援、ご協力を賜りますよう切にお願い申し上げて、第19回大会の報告とさせていただきます。



平成20年4月

私立大学職員「人間ネットワーク」編集


投稿者 : takeoka 投稿日時: 2007-10-27 (1567 ヒット)
【人間ネットワーク】

 第19回人間ネットワーク(19年度後期大会)の開催についてお知らせします。

 この催しは、私立大学事務職員としての資質向上を目指した研修会および、参加者の親睦とネットワーク作りのための懇親会との2部構成で開催します。

 今回の研修会のテーマは『これからの学生支援のあり方と大学職員の役割』です。研修テーマに関する基調講演と、分科会でのグループ討議を中心に研修を進めます。
 今回の基調講演には、 広島国際大学医療福祉学部医療福祉学科教授で障害者福祉を専門とされておられる 坊岡正之先生をお招きし、「これからの学生支援のありかたと大学職員の役割」をテーマにご講演いただきます。
 ユニバーサルアクセスの時代を迎えた今日の大学においては、入学生の学習意欲や目的はもちろんのこと、心身のバックグラウンドも多様化し、もはや カリキュラムを用意しておけば学生が勝手に学んで卒業していくという時代は はるか昔のことのように感じられます。特に、 中途退学者の問題や特別な支援を必要とする学生への対応 など、今日の 大学は総合的な学生支援の体制が求められていると言えます。
 今回の研修では、各大学の学生支援の取り組みについて情報交換し、これからの学生支援に必要なものは何か、われわれ大学職員は何ができるのか、どういった役割を果たすべきなのかを論じ合いたいと思います。参加者が今回の研修を通じて、考え得たものをそれぞれの職場へ持ち帰っていただ き、実践いただくことを通じて日本の高等教育がより現代という時代、学生にマッチした教育を施すこと、また、大学職員の資質の向上の一助となることを願っています。

 開催の概要は以下の通りです。ご予定の程お願いします。
 なお、参加については会員に限定していません。ホームページをご覧になって興味を持たれた方はどうぞご参加ください。

 開催に関する詳細を記した「開催要項」、「参加申込書」については作成中です。近日中に掲載いたしますので、今しばらくお待ちください。

○開催日程: 平成 19 年 12 月 8 日(土) 13 : 00 受付開始
  (翌 12 月 9 日(日) にオプショナルツアーを予定)
   
○研修テーマ: ・基調講演 「これからの学生支援のあり方と大学職員の役割」
         広島国際大学医療福祉学部医療福祉学科 教授 坊岡正之先生
 
・分科会
      峩軌薀汽檗璽箸凌靴靴ぜ菫箸漾
◆崗祿欧ある学生に対する必要な支援」
「施設・設備・経済援助のありかた」
   
○会場: 第1部<研修会> 会場 : 広島国際大学 国際教育センター(広島県広島市中区幟町 1-5 )
      ※JR 広島駅から徒歩約 10 分
http://www.hirokoku-u.ac.jp/access/hiroshima/


投稿者 : takeoka 投稿日時: 2007-07-16 (1819 ヒット)
【人間ネットワーク】

 平成19年6月23日(土)、大正大学を開催校として第18回の私立大学職員「人間ネットワーク」が開催されました。

 今回はメインテーマを「高等教育のデザインと大学人の役割」とし、立教学院本部調査役・同大学総長室調査役・東京大学・桜美林大学名誉教授の寺昌男先生を講師に迎え、“大学教育の改革課題と職員の役割〜教職員の協働による教学支援を目指して〜”と題した基調講演が行なわれました。先生のお話には幾つかのキーワードがありましたが、特に「大学人」・「協業」・「大学リテラシー」といった点が中心となった講演がありました。続いての班別討議では、「変化する学生にどう対応するか」・「職員から提案する大学改革」・「学修支援と教職員の役割」の3つの分科会を設けて各班とも闊達な論議を行いながらの研修を進めていきました。
(後略)

(齋藤聡理事長)
(村山孝道副会長)
(小峰彌彦大正大学学長)

 開会に先立って、会場である大正大学のキャンパスの見学を行いましたが、当日は同校のオープンキャンパスが催されており、大層な賑わいでした。
 開催にあたり、本会の齋藤聡理事長・村山孝道副会長より開催の挨拶と幹事校を代表して小峰彌彦大正大学学長よりのご挨拶があり、いよいよ第18回の私立大学職員「人間ネットワーク」が始まりました。今回の第1部の研修会には会員28名、一般30名の計58名の参加者で行われました。
 開会に先立っての齋藤理事長の挨拶の中で、平成20年の本会創立10周年記念大会の準備も進んでおり、本格的な内容も固まりつつあることが述べられ、成功へ向けた理事長の意を込めた挨拶でした。

 今回のテーマに関する問題提起としてはじめに、寺昌男先生より「大学教育の改革課題と職員の役割〜教職員の協働による教学支援を目指して〜」という演題での基調講演がありました。
 寺先生は日本教育学会の前会長・大学教育学会会長・日本学術会議連携会員であり、ご専門では日本の大学史研究・大学教育研究の第一人者です。また立教大学の「全学共通カリキュラム」の立ち上げの中心となって、初年時教育(導入教育)、教養教育の意義を含めたカリキュラム改革をなされたことは有名なことであります。


(基調講演をされる寺昌男先生)
 寺先生は講演の冒頭で、現在の高等教育界を席巻する改革の嵐のなかで、「静かに考え」、改革の主体、対象、目的を見失わないこと、本質を見極めること、が大切と話されました。その中で、学生を目線に据えること。改革の嵐に「キリキリマイ」している場合じゃない。と述べられ、確かに過去と比べて大学を取り巻く状況が大きく変わってきたこと、それに伴い改革の課題も変容してきたことは否めないが、大学改革は「何故、何のため、誰のため」なのかを考えることが大切であると指摘されました。その上で、大学改革を考えるためには「歴史を知る」ことが重要であること強調されました。そして本日の講演内容を「教学改革」に絞ってお話されました。 まず「教学改革」=カリキュラム改革という点から、カリキュラムというものはどのようなものなのかを論じられました。
カリキュラムと言えば「授業科目」として定着している我が国の大学教育界にあって、英語で科目のことは SUBJECT ではなく COURSE と言い、前者は背後にディシプリン (discipline) < 「弟子 (disciple) 、門人の教育」を原義に持つ英語。 専門分野、学問分野、学科の意 >が見え隠れする表現であり、その学問の「看板」を表す。一方後者は学生を主体とした学びの「道」を表している。日本では後者の考え方がカリキュラム作りにおいて浸透していないと言える。という事を指摘されました。 先生のお話から、日本の多くの大学のカリキュラムに見られる傾向として、単位の積み重ねのための独立した専門科目の集合体、所謂「科目中心」のような構成であるが、米国のように COURSE1 ・ COURSE2 という科目名称で授業科目の広がり・順次性を持たして、 COURSE の修了によって「何を学んだか」が見えてくる体系が学部教育では重要であることが考えられます。
 この点を先生は、そういう意味では、日本の大学界の固定概念として 18 歳〜 22 歳のための大学といった感が強いのもの、現状のカリキュラムの捉え方によるところであり、「人」を中心に見れば大学教育が生涯学習の「ある時期」の一部という視点もあり、少子化問題の考え方も変わって来るということをお話されました。そして、これからの大学(教学)改革に職員の役割は大きいものであるとして、教員・職員の「協業」の重要性をお話されました。
 「協業」を成功させるためには教員とはどのような存在かを職員が知る必要があるとし、その中で教員という専門家集団の長所と短所を端的に説明され、教員は職員とは違う。体の半分は学会(あるいはその学問の世界)にあり、意外と大変であること。それを理解しない職員は教員との「協業」はできない。と説明されました。このことに附随して「大学リテラシー」の必要性を説かれました。
 また職員に必要な能力として「専門意見と企画力・将来的洞察力」をあげられました。例えとして立教大学の「全学共通カリキュラム」導入にあたっての検討の際のエピソードを語られ、教員だけで考えたものでは実際の運用に関する諸問題に気付けず、当時の職員から職員の立場での専門的な適切な意見、そして実運営に係る企画力がなければ成功していなかったとお話されました。
そうしたお話の最後に「大学人リテラシー」とは何かということを論ぜられ、例えば「時間割を組む」という同じ作業でも「戦略的思考」を持つかどうかで(仮に結果は同じでも)ずいぶんとそのプロセスは変わるはず。あらゆる仕事でそのことは言える。つまり職員の専門的 分野に関する知識やそれを活用する能力の構築によって大学危機への対応も変わるということでした。その上で、「事務員をやめよう、職員になろう」とお話されました。
 以上のような内容で寺先生の基調講演が終了しましたが、引続き参加者からの質疑に対して先生からお答えがありました。
 幾つもの質問が寄せられましたが、時間の関係で3点に限ってお尋ねしました。その中でリベラルアーツは日本で普及するか。特にブランド力の高くない中小規模大学におけるそれは、保護者や高校教員、企業等にアピールできるのか。という問いに対して、先生は、売り方は別として、今後の大学の生き残りは大なり小なり二つに一つ。すなわち「資格」か「リベラルアーツ」であろうとお話なさいました。
 そして「リベラルアーツ」とは何かにという点について、一般的には教養教育や一般教育と理解されがちだが、「リベラルアーツ」とは「職業や専門に直接結びつかない教養。また、そのための普通教育。」であると説明されて、この職業や専門に直接結びつかない教養こそが「反省的熟考」を培うと論ぜられました。
質疑応答の後に先生がこのことに加えてお話されたことで、今後の学部教育と大学院教育について触れられ、先生が立教大学で取り組まれた改革事例を参考に、従来の学部教育の目的であった「教養ある専門人を作る」を反転させ、「専門性に立つ新しい教養人を作る」。この言葉の浸透により学部教育の改革ができた。そして「教養ある専門人を作る」ことが大学院の使命と位置づけたとき、「学部教育は教員の持つプライド・メンツをつぶすことや、大学の目標を変えることなく、全員が同じ方向を向くことができた。」とお話くださいました。
 まだまだ寺先生のお話を拝聴したいところでしたが、講演ならびに質疑応答の時間が終了となりました。先生の講演では多くのキーワードが提唱・助言として含まれており、参加者は時間が立つのも忘れて一応に聞き入り、また多くの方々の絶え間なくメモをとる姿が印象的でした。

 

(グループ討議の模様1)
(グループ討議の模様2)
(グループ討議の模様3)

 その後休憩を挿んで、今回のメインテーマを「高等教育のデザインと大学人の役割」に応じた分科会を行い (1) 「変化する学生にどう対応するか」、 (2) 「職員から提案する大学改革」、 (3) 「学修支援と教職員の役割」についてグループ別の討議を行いました。
各グループにおいて、これからの大学職員の役割ということについて、組織の一員としての職員の役割や企画力・洞察力の向上、そして具体的事例をもとに学生主体の支援とは、といったような内容で討論が行われました。
 職員の意識改革の必要性等、参加者個々が考えるこれからの大学職員の役割についての意見交換が活発に行なわれました。
 また、グループ討議の終了後には各グループの代表者より、討議内容の報告や意見発表が行われました。
その際、寺先生より提言と講評を頂戴し、発表自体に良い意味での緊張感が溢れていました。

(グループ討議の模様4)
(グループ討議の模様5)
(グループ討議の模様6)
(グループ討議の模様7)
(グループ討議の模様8)

 第1部研修会の締め括りとして、志村望関東部会長より第1部の閉会の辞が述べられ、次いで幹事校の上田忠憲氏より事務連絡があった後、全員での記念写真を撮影し研修会を閉会しました。その後、いよいよ本会の本番である懇親会へと席を移しました。

 

 

 

( 志村望関東部会長 )

 

 午後7時より会場を大正大学2号館8階同窓会ホール に移して、懇親会が実施されました。
 本会の設置の柱のひとつである「会員相互の親睦を深める」という目的に欠かす事のできない催し物ですので、参加者の期待もこのあたりから高まり、乾杯が待ちきれないといった雰囲気で最初から盛り上がっていました。
 まずは齋藤理事長からの挨拶があり、次に大熊泰治前会長より東京にての開催を大変うれしく思っている。どうか楽しく意義深いものにしていただきたいと、高らかな乾杯のご発声で宴が始まりました。宴の途中で参加者お一人ずつの自己紹介があり、発足当時からの会員の方やこの度入会された方、また初めてこの会に参加された方など、いつもの仲間から新しい出会いまで楽しいひとときが続きます。
 次回幹事校の広島国際大学について同一法人設置校の摂南大学喜多勤大阪部会長と、同設置校の大阪工業大学の石橋靖弘大阪部会長より各々紹介があり、両部会長より「次回は広島でお会いしましょう」とお招きの言葉を頂戴しました。
 楽しい宴も、鈴木悟副理事長による恒例の閉め行事(5本閉め)で無事閉会となりましたが、懇親会より中身の濃い懇親・親睦の2次会・3次会へと、まだまだ会員の皆様の熱い想いの語り合いは留まるところを知りません。
 翌日はオプションとして、浅草寺から隅田川下りといった東京下町文化に触れるツアーが行なわれました。下町文化や隅田川に架かる橋の1本1本が全て異なる形をしていることを実際に目にし、前回の九州産業大学での第17回開催時の講師の園田博美氏が話されていた、「今は何でもインターネットで情報を獲得することができる。このことがかえって学生の見聞を狭めている。」、「実際に足を運んで自身の目で確かめることの大切さ」という言葉を思い出し、毎回ご尽力を頂戴している幹事校の皆様からのオプショナルツアーの意味を改めて考えさせられました。
 その土地の文化や名所に実際に触れながら、前日の研修会・懇親会とはまったく異なる雰囲気の中で大学界についての色々な想い語り合うとき、会員同士が、“本物を見ながら、本音を語る”場であり、そのことによって“本当に出会えて良かった”と実感できるのも、このオプショナルツアーの持つ意味だと実感します。
 今回隅田川下りの後に皆さん帰途につかれていきましたが、毎回この時の寂しさが夢のような時間から日常(現実)に戻っていく狭間であり、と同時に既に次回の再会を待ち望む瞬間でもあります。

 最後に、今回の幹事校である大正大学の皆様には、過分なご配慮とお取り計らいを賜りましたおかげで、このように盛会となりましたこと、とりわけ上田忠憲様にはご苦労の意と感謝の念でいっぱいです。

 次回平成19年12月は、広島国際大学で第19回が開催されます。どうぞ皆様万障お繰り合わせのうえ、多数ご参加くださいますようお願いいたします。

 

 

平成19年7月
私立大学職員「人間ネットワーク」編集


投稿者 : takeoka 投稿日時: 2007-04-26 (1637 ヒット)
【人間ネットワーク】





本会のロゴマークが決定しましたので紹介します。
参加する私立大学職員同士が親睦を深め、それぞれの資質向上に努めようとする本会の姿がうまく表現できたと思います。今後、ホームページ、開催案内等で使用して参りますのでよろしくお願いいたします。


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