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事務局
大学職員「人間ネットワーク」
 事務局 下山 貴宏
 (京都文教大学)
 京都府宇治市槇島町千足80
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玉川大学 高ヒット [地図表示]
2011-11-1 22:17 投稿者: Webサイト管理者 (記事一覧) [ 10132hit ]
第27回人間ネットワーク【12月 東京】開催報告

 今回の人間ネットワークは、玉川大学様を会場に、国立大学法人職員を講師にお招きし、『「大学職員の育成について考える」−国立大学の事例からの考察−』をテーマに開催し、講演・グループ討議・情報交換を行いました。私立大学を会の冠に据える本会でも、昨今の国立大学法人職員の皆さんが取り組まれている活動に触れることで、職員力の醸成と人的ネットワークの更なる拡大に期待する機会となりました。
 当日の参加者も、私立大学職員、国立大学法人職員併せて50名以上の参加があり、会場内は熱気に包まれる「元気ある」研修会となりました。

■講演:「大学職員の育成について考える」−国立大学の事例からの考察−
 講演は、渡部秀明氏(東京工業大学)、三橋ゆう子氏(東京工業大学)、樋口浩朗氏(山形大学)、伊達精也氏(東京海洋大学)の4名より、2004年(平成16年)の「国立大学法人化」前後をまたぎ、大学を越えて取り組んでこられた人材育成活動に関する報告を中心に行われました。
 国立大学では、2001年の「遠山プラン」発表と2004年の国立大学法人化という、大きな2つの「黒船」が訪れる中、職員個々の自助努力によってまかなわれてきた職員育成が次第に拡がりを見せ、2006年の「U−COM(大学コム)」、2007年の「国立大学法人若手職員勉強会(コクダイパン)」が立ち上がるなど、大学横断的に全国展開が進展していくこととなります。(講師4名や研修会場をご提供いただいた玉川大学の中川氏は、「U−COM」の発起人でもあります。)全国展開が始まった2007年は、「我が国の高等教育の将来像(2005年)」、「新時代の大学院教育(2005年)」<共に中央教育審議会答申>や、「国境を越えて提供される高等教育の質保証に関するガイドライン(2005年)」<OECD−UNESCO公表>など、大学の将来像や根本的課題に対し、学内研修や自己研鑽だけでは解決・完結しない事項を学外研修、つまりは規模や環境の異なる大学で課題を共有することで解決に結びつけることが進んできました。2008年以降は、「教育振興基本計画」、「学士課程教育の構築に向けて」、「学校教育法改正:各大学等における教育情報公開の義務化」が公表されてきたことを機に、各大学にて組織的な職員育成(スタッフ・ディベロップメント)の必要性から、地域毎に大学間連携が拡がりを見せ、自己研鑽やこれら学外研修が各大学の学内研修に影響を及ぼすようになりました。更に、2011年度、3月に発生した東日本大震災以降は、大学そのものの役割を再考する機会ともなり、設置形態を越えての取り組みが増加し、大学の垣根を越え設置形態の垣根を越え、人材育成の拡がりが更に活発化しています。最も、この背景には、個々の大学が人材育成に充てる経費や人員の縮減など、個別大学における人材育成が困難に直面した一方で、職員個々人の人間関係を中心とした人的ネットワークが拡がり、それらネットワークを活用した人材育成活動が充実したことがあり、本研修会もこれに類するところがあります。

■グループ討議:世代を越えた討議と「お土産」
 グループ討議では、講師を含めた参加者を4グループに分け、「国立大学における職員育成の事例を参考にしながら、私たちはどのような職員育成の取り組みができるでしょうか?」をテーマに熟議形式で議論いたしました。熟議に際しては、会場校である玉川大学様よりグループ毎に文具等の備品を準備いただいただけ でなく、ファシリーテータを配置いただき、参加者が発言しやすい雰囲気をおつくりいただいたこともあり、円滑に進めることができました。討議では、「個人の課題と組織の課題」、「促進要因と阻害要因」などを大項目とし、「世代を越えた交流が希薄化している」や「一方向的な研修が多い」など、数多くのキーワードや課題が書かれた付箋紙がホワイトボードを埋め尽くしていきました。グループ討議の後に行ったグループ代表者による全体発表では、各代表者とも、まとめることにかなりの労力を要したのではないでしょうか。
 全体発表後の総括・質疑応答に際し、講師4名に「私立大学(職員)の感想は?」という何ともお答えにくい(?)質問もありましたが、講師はそれぞれ、「自由(樋口氏)」、「決定力(渡部氏)」、「愛校心(三橋氏)」、「洗練、人あたりの良さ(伊達氏)」とイメージを即答いただき、会場は感嘆符と(自戒の意味での)疑問符に包まれました。
 最後に、企画主幹の西坂より、「人間ネットワークのメンバーは「熱い」と思っていたが、同じように「熱い思い」を持った方々に出会えた。今度は、ぜひ国立大学法人職員の会に、本会を派遣し、更なる「熱い」交流を続けていきたい。」と締めくくりました。
本日の講演、グループ討議を踏まえ、「気づき」が翌日からの実践と参加者同士のネットワークづくりにつながることに期待したいと思います。


■情報交換会:「桜美林大学多摩アカデミーヒルズ」にて
オプショナルツアー:江戸情緒の今と昔
 玉川大学様での研修会を終え、情報交換会は「桜美林大学多摩アカデミーヒルズ」に場所を移し開催しました。「多摩アカデミーヒルズ」は、桜美林大学様が地域と共に教育・研究・文化振興の拠点として位置づけている施設です。
 広い宴会場での情報交換会場ではありましたが、参加者は所狭しと動き回り交流を深め、多くの参加者が集った今回も、例に違わず「全員による自己紹介」を実施しました。必ずと言っていいほどグラスを手に挨拶し、挨拶後はグラスを空にする本会会員は、いつもながら小気味好いものです。
 なお、当日は「皆既月食」でもありました。有志による2次会会場では、酔いの回った勢いで店の外に出て寒空の中、夜空を眺め、携帯やカメラのシャッターを切るオトナ達の姿がとても印象的でした。誰も風邪を引かなかったであろうことを念じる次第です。
 翌日のオプショナルツアーは、バスにて東京プチ観光を実施しました。
 「今」最も熱いスポットである「東京スカイツリー」を間近より望み各々が記念撮影。近くの喫茶店の窓に貼ってあった「タワーパスタ」。なぜ「ツリーパスタ」ではないのか疑問が残りました。そして次に「江戸東京博物館」へ。「昔」ながらの江戸から現在の東京への移り変わりを満喫。中には、「寄席」の落語に見入って、集合時間に遅れそうになった参加者がいたことはご愛敬です。
 皆さん、次回2012年度前半は、ぜひ九州でお目にかかりましょう。
玉川大学
玉川大学
講演の模様
講演の模様
グループ討議の模様
グループ討議の模様
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住所東京都町田市玉川学園6-1-1
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